防振ロールボックスの事例紹介

2024.01.11

 ロールボックスを防振仕様に改装した製品事例を紹介します。

 専用に設計した防振架台に市販ロールボックスを改造したものを搭載・固定することで、防振仕様のロールボックスが完成しました。

 変動する積載重量に対応するために、サスペンションは金属球状サスペンションではなくエア式サスペンションを採用。広い重量レンジで防振効果が期待できます。

↑エア式サスペンションが間に入っているのが見えます。

 キャスターは当社の「免振キャスター」ではなく通常のキャスターです。エア式サスペンションのみで大きな防振効果が期待できるため、今回に限らずサスペンションと免振キャスターの併用事例は少ないです。

↑側面にはエアチューブ付き。

 サスペンションを搭載したことによる不要な傾きを低減するため、側面にはエアチューブを配置して傾きをコントロールしています。

 今回の事例では小型のロールボックスのため、このように軽トラのパワーゲートにも載せられます(もちろんサイズや仕様はカスタムできます)。

 車上でもそのまま防振効果は発揮されるため、ドア・ツー・ドアの一貫した防振輸送が可能となります。

 以上、製作事例の紹介でした。